【本の紹介】「おひとりさまの親と私の『終活』完全ガイド」
日経WOMAN別冊「おひとりさまの親と私の『終活』完全ガイド」
この本はガイドブックと言うだけあって、終活関係の気になる分野がほぼ全部網羅されていて、便利でした。
終活を考えるための「最初の一冊」としていいなと思います。
内容は4部構成。
Part 1は、おひとりさまの人生後半の生き方&終活。
今はシングルでも、配偶者や子供がいても、女性は人生の最期に「ひとり」になる可能性が高い。だから、早めに備えをしよう!という主旨です。
良いな~と思ったのは、「ひとりマネー力」をチェックしようとページ。
30代、40代、50代、60代と、ざっくり年代別で何をして置いたらよいか、というアドバイスがあったことです。
また、医療や介護、財産の管理方法、死後の手続き、相続など4つの点についても、ざっくり書かれてあります。
ミニ・エンディングノートもあるので、本格的にエンディングノートを買って書く前の練習や、自分の棚卸にもなりますね。
そして、イマドキの話題として、SNSやブログ、パソコン等のデジタル遺品をどうやって生前に整理しておいた方がいいか?なども。これは、いつ手を付けるのかが難しい問題です。
Part 2は、親と私の介護・墓・住まい対策。
冒頭に、エッセイストの阿川佐和子さんのインタビューが載ってます。阿川さんの「看る力」は私も読みました。介護は長丁場なので、プロの力を借りて、上手にズルもしよう!という経験談です。ぜひ「看る力 アガワ流介護入門」も読んでみてください。
その他、介護制度についても詳しく書かれてます。親の介護のため、そして、自分の時を考えるためにも参考になります。
ちなみに、私が一番気になっているのは、老後の住まいです。自分の判断能力や身体がどのような状態になった時、もしくはそうなる前に、自宅を出て、介護施設などに移った方が良いのか?です。
Part3は、鬱になったり、ガンになったり、離婚する時のことについて。
Part4は、「親が亡くなった後にやるべき事」
結構、色々あって大変なんですよね。親の場合は自分がするのですが、子供がいない私の場合、誰に、どのように頼むか?という事が大切になってくるわけです。だから、事前に死後事務を誰にしてもらうか、遺言を準備しておく事が重要なんですよね。
ということで、入門編としてオススメです(^^)
阿川佐和子「看る力 アガワ流介護入門」はこちら。